from 2016-03-20


木工 自作 工作 手作り

スマホケース



木工ではありませんが、急に思い立ってスマホのケースを作りました。色々市販のケースがありますが、全てと言っていいほど手帳型で不便でした。私はシャツの胸ポケットにスマホを入れていますが、手帳型だと一々ケース毎取り出しスマホを取り出し、ケースはまたポケットに入れるか手で持っていなくてはなりません。そこで、ケースから直接上に取り出せるケースを100均のソフトケースを加工して作りました。これだと、ポケットからケースを取り出さなくてもスマホ本体を直ぐに取り出せ、使い終わったらそのまままたポケットのケースに戻せます。

ちなみに下の写真が今まで使っていたケースです。外からの衝撃からスマホを守るために内側に堅くて薄い板とクッション材でスマホを挟む形にしていて、普段は上のチャックを開けたままポケットに入れています。鞄などに入れるときはチャックを閉めます。これはこれで便利で使いやすいのですが、ちょっと見かけがどうも気になっていました。




そこで、あり合わせの革で同じ構造の物を作る事にしました。バックスキンを使い、滑りにくい物にしてポケットからケースが滑り落ちるのを防ぐ事にしました。





材料です。下に敷いてあるのが2mm厚位のバックスキンで、黒いのは内側に貼る柔らかいバックスキンです。横にあるのはグラスエポキシのPCB用の生基盤で、銅メッキした物です。薄くて軽くてかなり丈夫であり、その内側の薄いバックスキンと共にスマホを挟む形にします。かなりの衝撃でも大丈夫のようです。







まず硝子エポキシ板と薄いバックスキンを貼り合わせます。この板は、スマホと同じサイズです。







貼り合わせました。後で縁を切り取ります。







ケースの上の縁になる部分を薄く削いで、分厚くなりすぎるのを防ぎます。







薄く削いだ部分を折り返し、のり付けして乾燥させます。よれないようにしっかりと挟み込んで置く必要があります。







上の縁の部分の糊が乾燥したら、縫います。切りっぱなしでも良いかも知れませんが、これくらいの薄さの革だと、後からよれよれになりますので、この様にして置いた方が良いと思います。







本体を整形するための木型を用意します。私は簡単にベニヤ板をバンドソーで切り抜いて作りました。中に入れる型は、二枚でスマホ+硝子エポキシ板x2+薄いバックスキンx2+αで、私の場合は18mm位です。







本体の革を水に漬けて、十分に水を吸わせます。







水を拭き取り、木型に合わせ、木型をクランプで締め付けてしっかりと形を作ります。







そのまま一昼夜以上、完全に乾燥させて整形します。







型から取りだした物で、きちんと形成されています。







ちなみに、私が使っている基本的な革工芸の道具ですが、これらが無くとも今回くらいの工作は十分可能です。私自身は以前これらの道具で財布やショルダーバックなどを作りましたが、最初の作品は普通の千枚通しや太めの針、凧糸などを使いました。







縫っているところです。上部の縁は、普通の針で、普通の凧糸を使って縫っています。周囲は革用の針と糸で縫っていますし、また針穴は予め専用の6穴ポンチで開けています。

言うまでもありませんが、縫い合わせる前に、先に用意して置いた硝子エポキシのPCBと傷防止用の薄いバックスキンを、内側にボンドで貼り付けてあり、縁の縫う場所も貼り合わせてあります。







縫い合わせが終わったら、余分な部分を切り落とし、スマホを入れてみます。きちんと余裕を持ってすっぽりと入ります。

実を言えば、縫い目などがたがただし、まっすぐであるべきところが曲がっているなど、作ってみればがっかりする場所もありますが、これについては不問に付します。





同じくスマホを入れた状態で、ポケットにもこのまま入るので充分使えると思います。


但し、使っている糊の有機溶剤がスマホを傷める可能性があるので、一昼夜十分に乾燥します。また、仕上げですが、私はこのまま使うつもりです。しかし革用のラッカーなどで着色しても良いでしょう。むろん、この場合も有機溶剤を完全に飛ばす為に乾燥する必要があります。







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